プロフィール

齋藤 泰子Saito Yasuko
1983年(40歳)から始めた布接ぎは基礎のパターン1枚を3回作れど、思うような色合いにならず、初めて味わう挫折感が、今の私のパッチワークキルトの世界へと繋がります。
最寄りのH&Hパートナー片桐先生に教わり、転勤のきっかけで1990年(7年後)原宿のハーツ&ハンズ本校へ転入、3ヶ月後、渋谷のデパートで学内コンテストに、作品「グルグル」を初出品、初めてのブロンズ賞、嬉しかった。
海外コンテストへ何度も挑戦し落選し続ける中、ハッと気が付いたのは、過去の作品を出品していてはダメ、今の旬の作品を、と気が付き、1992年にアメリカ・ヒユーストン・IQAキルト団体のコンテストに、作品「OH!UFO‘S are coming」を出品。優秀賞この作品はスイス航空会社の機内誌に掲載され、知人からの知らせで大変驚きました。
日本ではハンドの作品がベストと言われていた世の中に、海外のハイレベルのミシンキルト作品を見る機会につけ、ハンドは一番という視点を偏らせなく、日本人もミシンを使ったキルト作品を制作するようになってきました。私の初めてのミシン作品は、1997年、MOVEMENT#1から2025年MOVEMENT#102、年間3~4枚28年間102枚以上の作品を制作、これから先も続くでしょう。
コンテンポラリーキルトの最高峰の世界的コンテストはアメリカのオハイオ州アゼンズから発信、2年毎のキルトナショナルです。1999・2001・2015・2021年に入り2021年には、表紙になりました。2015・2021年の作品はご購入頂き、手元にはありません。
幼少時の日本舞踊から見る、日本舞踊の着物の色・舞台背景の彩色・日本舞踊に欠かせない手作りの小道具類、日本の伝統色・染織・天然染料の世界、刺激を受け体に入っています。絹・木綿・化繊と素材の違いに絵具・スプレーなど加え、今は手漉き和紙を土台に使用し、滲みの表現の面白さにingです。
動く空気・流れ・渦巻くなど、作品の中から何かをメッセージし、表現しています。
請われ、折々のテクニックを、ドイツ・フランス・オーストラリア、台湾・中国・韓国で講習しました。今後、急激に変化するWI‐FI送受信により、世界の作品が一瞬で行き渡り、見る事が出来る。作り終えた作品は、いち早く世界に発信する時代である。
こんな楽しい世界が有るなんて幸せ。
経歴
| 年 | 内容 |
|---|---|
| 1942年 | 生まれ |
| 1982年 | 40歳から初めてパッチワークをハーツ&ハンズのパートナーに教わる |
| 1989年 | ハーツ&ハンズに編入 |
| 1990年 | 本格的にコンテスト出品・受賞活動を開始 H&H主催フェスティバル ブロンズ賞「グル・グル」 |
| 1991年 | H&H主催フェスティバル ブロンズ賞「今昔不変TAKARA尽し」 |
| 1992年 | H&H主催フェスティバル ブロンズ賞「OH! UFO'S ARE COMING」 |
| 1993年 | H&H主催フェスティバル ブロンズ賞「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」 |
| 1999年 | 世界の50歳以上の作品展 アメリカヨークカントリ美術館招待「MOVEMENT #4」 海外(アメリカ)で初入選:キルトナショナル’99 |
| 2000年 | じゃぱねすく泰子の生地 デザイン彩色制作販売 2001年(30種類)2007年(24種類)2008年(15種類)合計69種類 ”Pushing the surface” 招待作品「MOVEMENT #9」 |
| 2001年 | キルト塾講師(株)日本ヴォーグ社・JQC(ジャパン・キルト・センター)・和布担当 キルトナショナル第2回入選「MOVEMENT #6」 |
| 2002年 | 和のキルト100人展に選出 |
| NY同時多発テロの被害者の家族へキルト贈呈Chitya・Quiting Today Voi,92
コロラド州 ゴールデン·ロッキーマウンテン美術館 永久保存「MOVEMENT #16」 |
|
| ピーシング・ア・キルト・オブ・ライフ(5大陸・8各国の23人展)アメリカ・ヨークカントリー美術館 招待「MOVEMENT #4」 | |
| 2015年 | キルトナショナル’ 15 3回目の入選 この作品は2年間に5大陸を巡覧展示中にヒューストン審査員ルアナ女史が購入 |
| 2020年 | アンティークquilt「虹」からインスパイヤーで新作 アメリカ・ネブラスカ美術館より依頼&購入 「MOVEMENT #89」 |
| 2021年 | キルトナショナル'21 4回目の入選「MOVEMENT#91 zen-1」 |
| 2023年 | 5月アメリカ・ネブラスカ美術館学芸員より、「MOVEMENT #89」の作品について自宅で取材を受ける |
主な作品歴・受賞歴
| 年 | 展示・受賞名 (会場・国名) |
作品名・備考 |
|---|---|---|
| 1990年 | H&H主催フェスティバル | ブロンズ賞「グル・グル」 |
| 1991年 | H&H主催フェスティバル | ブロンズ賞「今昔不変TAKARA尽し」 |
| 1992年 | H&H主催フェスティバル | ブロンズ賞「OH! UFO'S ARE COMING」 |
| 1993年 | H&H主催フェスティバル | ブロンズ賞「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」 |
| 1994年 | H&H主催フェスティバル | ブロンズ賞「ニューヨーク・クレイジー」 |
| 第3回日本展 | 入選「OH! UFO'S ARE COMING」 | |
| AQS | 入選「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」 | |
| AQS | 入選「グル・グル」 | |
| H&H主催フェスティバル | ブロンズ賞「YELLOW & PURPULL ニューヨーククレイジー」 | |
| サンフランシスコ パシフィック インターナショナル キルト フェスティバル | 入選「今昔不変TAKARA尽し」 | |
| 1995年 | ヒューストン(AIQA)アート部門 | 優秀賞「OH! UFO'S ARE COMING」 |
| 1998年 | 第5回日本展 | 銅賞「MOVEMENT #1」 |
| H&H主催フェスティバル | ゴールド賞「MOVEMENT #4」 野原チャック賞 |
|
| キルトナショナル’ 99 | 入選「MOVEMENT #4」 | |
| 1999年 | H&H主催フェスティバル | ゴールド賞「MOVEMENT #6」 |
| 2001年 | キルトナショナル’ 01 | 2回目入選「MOVEMENT #6」 |
| 2002年 | NY同時多発テロの被害者の家族へキルト贈呈Chitya・Quiting Today Voi,92
コロラド州 ゴールデン·ロッキーマウンテン美術館 |
永久保存「MOVEMENT #16」 |
| 2015年 | キルトナショナル’ 15 | 3回目入選「MOVEMENT #7」 |
| 2021年 | キルトナショナル'21 | 4回目の入選「MOVEMENT#91 zen-1」 |
| 作品がカバーブックになる |
カバーブック表紙